特集「輝いている女性(ひと)」
「1年後にはマネージャーになります」という目標宣言が現実に ((株)サイバー・バズ道村弥生さん:前編)
「1年後にはマネージャーになります」という目標宣言が現実に
(株式会社サイバー・バズ道村弥生さん:前編)
「輝いている人」対談シリーズは、各種の分野でご活躍されていらっしゃる女性の方で、女性の美しさが表面だけではなく、日常の行動や仕事、あるいはプロフェッショナルとしての魅力や"輝き"がある方をゲストとして、お仕事やプライベートな休日の過ごし方、ライフスタイル、食事、スキンケア、お化粧などについお話をお聞きする特集です。
第一回目は株式会社サイバー・バズの最年少マネージャーである道村弥生さんと、様々な内容について対談することができました。前編と後編の2回にわたって連載しますが、まず前半ではお仕事に関する考え方や姿勢について、触れていただきました。
ゲストプロフィール:道村弥生(みちむら やよい)さん
2003年4月に明治大学商学部入学、2007年4月株式会社サイバーエージェント入社。
同年5月には同社子会社のクチコミマーケティングを主たる事業とする株式会社サイバー・バズに営業職として配属。
2008年4月からはマネージャーへ昇格し、現在に至る。
聞き手;鈴木将史
株式会社decencia代表取締役。
分子生物学を専攻。大学院では免疫や遺伝子について学び、ポーラ・オルビスグループの研究員に。
敏感肌やアトピー肌の研究をするうち、現在の特許技術を発見し、2007年同社を設立、現在にいたる。
(鈴木)
当社ディセンシアの情報サイトの特集として、今回は"輝いている女性"にその秘訣を伺いたいと思っています。第1回目として本日は入社3年目にしてマネージャーをつとめていらっしゃる、株式会社サイバー・バズの道村弥生さんから、お話を伺います。
道村さん、本日はお忙しいところ、ありがとうございます。それではよろしくお願いします。
(道村さん:以下敬称略)
こちらこそ、よろしくお願いします。
以前から何か作りあげる仕事、何かを形にする仕事がしたかった
(鈴木)
お勤めの会社についてと道村さんの経歴をかんたんに教えてください
(道村)
サイバー・バズは、クチコミマーケティングを主に扱っている会社です。ブログやSNSなどのCGMメディアを介して、企業の商品に関するクチコミを広げるというのが主な事業です。
私たちは影響力のある多くのブロガーをネットワーク化しており、ブロガーに対し企業の商品・サービスを実際に体験してもらいます。こうすることで、ブロガーがその実体験に基づいて、商品やサービスの感想を自らの言葉で伝えることを促進し、CGMメディアを介してお客様のPR効果を高めることが仕事の内容です。
市場の変化がとても早いので、その変化に対応できるよう、今はサービスの改善なども行っています。
最初は営業職として、新規の取引先企業を開拓するというミッションをもち、アポ取りの電話から始まり、お客様のもとに通い続ける日々を半年間続けていました。
その後、会社から「新規開拓よりも既存のお客様の商品を知り、クチコミ内容の提案とフォローを徹底的に行うミッションが道村には向いているだろう」ということで、その後半年間は既存顧客の営業を行っていました。
2年目以降はマネージャーとして部下に同行し、自分の背中を見せながら一緒に勉強していくということを意識して行動しました。
(鈴木)
2007年のご入社で、マネージャー職になられたのが2008年の2年目ということですね。非常に成長している企業で役職までつかれているのは本当にすばらしいと思います。以前から向上心は旺盛だった方ですか?
(道村)
そうですね。学生の時から向上心は強く、クラスのみんなで何かを作り上げるのが楽しいと感じていました。そのときにみんなでひとつのものを作り上げ、喜びを分かち合う達成感があったので、何か作りあげる仕事、何かを形にする仕事をしたいと思い、サイバーエージェントに入社しました。
2009年3月からは営業からメディアの仕事に変わり、取引先企業の商品のクチコミが波及しやすいか、ブロガーが参加しやすいか、そしてそれを見ている消費者が楽しいと感じるかを意識して、効果的なメディア作りを心がけています。ユーザビリティや楽しさを日々追求していますね。
「1年後にはマネージャーになります」という目標宣言が現実に
(鈴木)
グループ内最速(当時)でマネージャーに抜擢されたのですよね?マネージャーに昇進したときの裏話を聞かせてもらえますか?
(道村)
個人的にはマネージャーになりたいという目標をもともと持っていました。人に教えることが好きなので、人に影響を与えることができる立場になりたいと思い、1年目のときから上司との面談で「私1年後にはマネージャーになりたいです!」という目標を設定していましたね。
その目標に向かって行動し、実際に結果を残すことができたことで、会社も評価してくれたのだと思います。
また、女性で成長意欲がある人を評価したいという会社の意向もあると思います。女性社員が多い会社ですが、管理職における女性の比率は、男性に比べるとまだまだです。モデルケースになってほしいということだと認識し、期待に応えられるよう頑張りたいと思っています。
(鈴木)
では、学生のころから思い描いていた仕事像やステップとピッタリあっている感じですか?
(道村)
今のところ思い描いていたイメージの通りに進めていると思います。営業の基礎も学ばせてもらいましたし、マネージャー職に早くつかせてもらって、マネジメントも早くから経験させていただいています。今年3月からメディアの業務に変わって、今度は実際にメディアを「作る」ことができるようにもなりましたしね。仕事は大変ですが、責任がある方がやりがいを感じます。
今マネージャーとして心がけていることは、相手の意見をしっかりとくみ上げることです。人の意見をちゃんと聞いてまとめるようにしています。どうしても忙しかったりすると見落としてしまいがちなのですが、そこは気を配るようにしています。まだまだなんですけど...。
失敗があるからこそ、次のステップがあって、その次の成功につながっています
(鈴木)
お仕事のメディアの内容についてもう少し教えていただけますか?
(道村)
ブログサービスやSNSなどが2003年~2005年ごろにかけて次々とオープンし、CGMが2003年以降盛り上がってきた背景のもと、CGMを介した消費者のクチコミ力が今後強まるということを予想し、「CyberBuzz」が2006年に立ち上げられました。「CyberBuzz」は数多く存在する一般ブロガーの中から読者から大きな支持を受けているブロガーを2500名ネットワーク化しているのが特長です。「CyberBuzz」のブロガーは、平均して1,000PV/日以上のアクセスを集めています。
ブロガーは、新しい体験を読者に対して情報発信したいという心理があるので、ブロガーに対し、いちはやく新商品を試すことが出来る機会を提供したり、発表会に招いたりすることでブログへの書き込みが促進され、企業の伝えて欲しいという意向とうまくマッチングしています。ブロガーにお金を払って書く内容をコントロールしたり、ブログ更新を強制したりするわけではないので、ブロガー自身の言葉で商品が紹介され、そのクチコミ効果や波及力も高いものが期待できます。
(鈴木)
2年間お仕事をしていて忘れられない出来事というか、悔しかった体験はありますか?
(道村)
営業をしていたとき、最初はチームのメンバーの小さなミスだと思って大丈夫かなと思ったことが、後になって大きくなり、最後には自分の中で収まりきらず、周りの方に助けてもらって迷惑をかけてしまったことがありました。自分がプロジェクト全体を見切れなかったのです。自分が営業として、前に立って何とかしなくてはいけないのに、自分の力不足、知識不足のせいでお客様や周りの人に迷惑がかかってしまって、自分の責任の範囲内に収まらなかったときは本当に悔しかったですね。
(鈴木)
逆に忘れられないうれしい体験はありますか?
(道村)
「道村さんだから」といって相談してもらえるケースがあって、そんな言葉をかけてもらうと「やっててよかったな」とすごく嬉しく感じます。勤続年数とか女性とか関係なく、お客様からご相談いただける関係を築けていることがとてもうれしいですし、これが営業の醍醐味ですね。
クチコミマーケティング自体、まだまだ新しい領域なので、失敗もありますが、逃げずに取り組み、絶対成功させるぞという意気込みが大切なのだと思っています。失敗があるからこそ、次のステップがあって、その次の成功につながると感じています。
女性でもこうやって仕事ができて、活躍することができるって伝えたい
(鈴木)
ご自身の仕事論などはありますか?
(道村)
個人的には昔から実はビビリなんですよ(笑)引っ込み思案というか、一歩踏み出すのがなかなかできないタイプだったんです。でも社会人になって、「悩んだらやってみてから考えよう」と思うようになりました。最初は電話をかけるのも怖かったのですが、仕事してから変わったと思いますね。新人の子にも「悩んだらまずやってみたほうがいいよ」とか「まずはチャレンジしてみな」とアドバイスしています。
今は本当に仕事が活力ですね。仕事がうまく回っていないとプライベートもうまくいかないですし、月~金までがんばって仕事をしているからこそ、土日も充実させようと思うタイプなんです。たぶん平日が暇になっちゃうと、休日も暇になってしまうと思います。人生の半分仕事をしているわけですから、楽しくないといやだなって昔から思っていますね。
(鈴木)
今後の目標にしていることはどんなことですか?
(道村)
成長すればするほどまだまだ先はあるなと思いますし、生きていくうえで、人のために役にたってから人生を終えたいなと思っています。仕事をしている女性として、社会における、ロールモデルになれたらいいな、と思っています。 私を見て他の誰かが何かを感じ私もがんばろうと思ってもらえたら本当にうれしいですね。
サイバーエージェントに内定が決まった学生のころから「Ameba」で、「さて、どこまででっかくなれるか」というブログを書いています。日々感じたことなどを書いていますが、仕事の考え方やふと感じた悩みなどについて書くと、読者の方も書き込みをしてくれます。それでまた元気が出るんですよね。
